「2018年卒大学生就職活動調査の結果報告書」について

【調査の背景/目的】

今回の調査は、「売り手市場」という環境下、学生の就職活動の実態を把握することを目的に実施いたしました。

調査時期として、
①エントリー開始3か月後の6月上旬
②就職活動がほぼ終了した3月下旬
の2回にわたって実施しました。

また、就職活動における、選考時の企業側の対応やUIターン就職活動についても聞いています。

【結果概要】

  • 内定取得社数は1社が38.5%と最も多いが、16年・17年と比較しても2社以上の複数社から内定を取得する人が増え、平均取得社数は2.76社であった。
  • 内定辞退経験者は全体で56.7%であった。前年から5.9%増加した。辞退社数は1社が38.1%、2社が33.3%と1社または2社で7割を超えているが、3割程度の学生が3社以上内定を辞退している。
  • 選考活動開始前(2017年5月以前)の内定辞退率は34.8%にも及び、早期に選考活動が始まっていたことをうかがわせている。
  • 半数以上(54.9%)の学生はインターンシップ情報を「インターンシップ情報サイト」から得ている。次いで「キャリアセンター、就職課」からが49.4%と前年から11.1 %増と大きく増えており、大学側のインターンシップへの積極的な取組みがうかがえる。
  • インターンシップ参加学生(308人)の内、実際に参加した企業に就職したのは29.9%であった。
  • 就活前に、もっと早くから取り組めばよかったことは、「自己分析」(36.0%)、「業界研究」(30.9%)、「面接対策」(26.9%),「仕事(職種)研究」(23.8%)、「企業研究」(21.6%)、「筆記試験対策」(18.0%)など多岐にわたるテーマが上位に挙がった。
  • 就活期間の長さについては、46.0%の学生が「ちょうど良かった」と回答しており、前年同月調査の45.7%とほぼ同様であった。一方、「就活期間が短いと思う」は20.2%、「就活期間が長いと思う」は12.0%である。
  • 前年から8.2 %増の22.2%の学生が「UI ターン就活を行った」と答えており、5人に一人の割合となっている。政府の地方創生への取組みによる、各府省庁・地方自治体の様々な移住支援施策が浸透しつつあることがうかがえる。
  • 就職活動に対する全体の満足度は、「満足」(30.5%)と「やや満足」(46.7%)を合わせると77.2%で、前年同月調査の合計76.2%と同様高い数字となっており、売り手市場を受けて、学生の希望が通りやすい状況となっていることがうかがえる。
  • 社会人になることへの不安事は、「仕事がやっていけるか」(66.9%)と「会社での人間関係、付き合い」(63.3%)が上位2項目である。

 

結果の詳細は下の結果報告書をご覧下さい。

1.「2018年大学生就職活動調査結果報告書」PDF

●第1・2回調査各集計結果

  1. 「2018年卒大学生就職活動調査(第二回)の結果速報」PDF
  2. 「2018年卒大学生就職活動調査(第二回)の結果速報」調査票

  1. 「2018年卒大学生就職活動調査(第一回)の結果速報」PDF
  2. 「2018年卒大学生就職活動調査(第一回)の結果速報」調査票

【調査に関するお問い合わせ】
メール:kouhou@earc.or.jp
電 話:03-6550-9516
一般財団法人雇用開発センター