雇用開発センターは、財団法人として1981年12月労働省(現・厚生労働省)の許可を得て設立され、2021年に設立40周年という節目の年を迎えることとなりました。新公益法人制度により一般財団法人を選択してからも10年となります。
設立当時は、主に調査研究機関として、時代の変化に合わせて、雇用開発に関する多様な課題に取り組み、継続事業として定期的に行うアンケート結果の発表や受託調査に携わると同時に、書籍やインターネットを活用した情報の受発信力を強化することに注力しました。
近年は、収益事業である採用関連あるいは研修事業に取り組む一方で、資格関連事業として独自資格を発行したり、国家資格キャリアコンサルタントの更新事業に進出しております。また、財団としての公共性、公平性、中立性を担保しつつ、雇用開発関連企業、団体等を発掘、支援または提携することなどにより、人材サービス業界全体の成長と発展を念頭にした活動を行っています。
当センターは、就業機会が数多く創出され、健全な職業生活と企業の成長が着実に実現されることを目指して活動してきました。今後とも、①就労者やその予備軍に対しての情報提供および具体的支援策を継続し、②企業や団体に対しても、中長期的な視点で雇用開発に関する課題解決を促進する取り組みを活発に行い、どちらか一方に偏ることなく、雇用環境の改善に邁進します。